ハードウェアハッカーを読んでみた
Twitterで見かけ、Amazonで予約購入してた「ハードウェアハッカー」が届いたので読んでみた。
- 作者: アンドリュー“バニー"ファン,山形浩生,高須正和
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/10/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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僕にとってこの本の文章構成は初めてでちょっと読みにくかったけれど、 それは「本書のダイジェストと読みどころ」を流し読みしてしまったせいなので、 ここはちゃんと読んでおけばよかった。
実体験を通した実際のハードウェアハック、モノの量産Howto、複数のスタートアップ経験、 また知的財産についての考え方などが書かれており、それぞれとてもおもしろかった。
訳書がでなければ出会わなかった本だと思うので、翻訳出版してくださった方々大変ありがとうございました。
以下、感想というかメモを残しておこうと思う。
「ハードウェアはそもそもオープンだった」
実物を見れば寸法もわかるし、顕微鏡さえあれば回路図も起こせてしまうし、 昔はハードウェアの回路図もついてきたという話。
僕も昔は粗大ごみに捨てられた家電製品をもらって解体したりしてたことを思い出した。 今は粗大ごみから家電製品をもらってくることはできないけど、ハードが安くなっているし、またこういう「分解」をしてみようかと思った。
オープンソースとハードウェアとコミュニティ
知的財産権を守りつつフェアユースの考え方を駆使してリバースエンジニアリングによるハックを行ったことが書かれている。
技術やイノベーションの観点からみると、ムーアの法則が限界になってきて技術をオープンにして組み合わせやすくすることは大切だと思う。 そういったアイデア・技術がコミュニティ上で集合知として使われていくことがハードウェアイノベーションにつながっていくと感じた。
僕はまだ技術のコミュニティにちゃんと参加したことはないから、まずはMake:とかNTとかから参加してみようと思う。